歯ぎしり(ブラキシズム)
当院では歯ぎしり(ブラキシズム)治療の一環としてナイトガードを推奨しています。
歯ぎしりとは…
無意識のうちに歯を食いしばったり、歯をこすり合わせたりする状態を歯ぎしり(ブラキシズム)といいます。
歯ぎしりは、日中何かに集中しているとき・うたた寝しているとき・就寝時に生じていることが多いと言われています。
かつて歯ぎしりの原因は、歯並びや噛み合わせの悪さが原因と言われてきましたが、それらは現在では否定されストレス等の様々な要因が絡んでいるといわれています。
歯ぎしりを放置しておくと、歯が削れ虫歯になりやすくなったり・噛み合わせが悪くなり顎関節症の原因になったり・過度の力がかかり歯が破折したり知覚過敏や歯周病の原因にもなります。
今までは歯ぎしりの検査をする場合、歯の噛み合わせ、歯の摩耗具合、骨の隆起状態などから推測していましたが、軽量小型の筋電計で睡眠時の筋活動を記録し歯ぎしりの状態を観察できるようになりました。
当院では、睡眠時の歯ぎしり検査として株式会社ジーシー社「ウェアラブル筋電計」を導入しています。
軽量・小型に設計されているので、これまで困難とされていた患者様自身による自宅での筋電図測定が手軽に行えます。「ウェアラブル筋電計」は2020年4月から保険導入され、より手軽に精度の高い検査・診察ができ、適切な治療が行われることになりました。
治療方法として、歯や詰め物・かぶせ物を守るため睡眠中の歯ぎしりには、ナイトガードというマウスピースを装着することで上下の歯が直接当たらないようにして防止する方法が一般的です。