ノンメタルクラスプデンチャーについて
ノンメタルクラスプデンチャーとは、部分入れ歯の金具(バネ)部分がない入れ歯の総称です。
入れ歯の金具部分が審美的に問題があるという方、インプラントに対して抵抗のある方(手術が怖い、十分な骨量が無い、金額的にもっと抑えたいなど)、インプラントの上部構造で噛めるようになる前でも綺麗でいたいという方におすすめです。
ノンメタルクラスプデンチャーの特徴は
- 弾力性のある熱可塑性(熱で軟かくなり冷やすと硬くなる性質)樹脂
- 破折しにくい
- 軽い
ノンメタルクラスプデンチャーの従来の入れ歯に比べての利点
- 入れ歯を入れていると気づかれにくい
- 装着感がよく、異物感が少ない
- 残っている歯と、入れ歯との間に食べ物が詰まりにくい
- 歯を大きく削らない
- 金属アレルギーにのある患者さんにも対応できる
- 臭いがつきにくい
ノンメタルデンチャーの欠点
- 従来の義歯に比べると剛性が低いため適用できる症例に制限があります。
- 素材自体の耐久性が低いため、3~4年程度で作り直しをする必要があります。
- 素材の種類によっては修理しにくいことがあります。
- 保険適応ではありません。
主なノンクラスプメタルデンチャー用樹脂の特徴
樹脂一般名 | ポリアミド系樹脂 | ポリエステル系樹脂 | ポリカーボネート系樹脂 | ポリプロピレン共重合体 |
商品名 | バイオ・ブラスト
フレックススターV ルシトーンFRS バイオ:トーン アンカーアミド サーモセンス アルティメット |
※エステショット | ジェットカーボ
レイニング樹脂 ジェットカーボS レイニング樹脂N |
※デュラフレックス |
修理のしやすさ | 修理しにくい | 修理しやすい | 修理しやすい | 少し修理しにくい |
特徴 |
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※は、当院にて使用している樹脂です。
費用
150,000~500,000円 +消費税(本数による)