クリニックからのお知らせ

歯科用CTを導入しました

歯科用CTとは?

コンピュータによるデータ処理と画像の再構成によって、断層写真を撮影できる装置のことをCT(コンピュータ断層撮影:Computed Tomography)と呼びます。歯科分野に特化したCTは歯科用CTと呼びます。コンビームという手法を採用しているため「コンビームCT」とも呼ばれています。歯科用CTの大きなメリットは従来のレントゲンに比べて沢山の情報を得ることが可能になり、大幅に確実性や安全性を向上させることが可能になります。 例えば、歯科用CTでは広範囲撮影から超高解像度撮影まで幅広く撮影方法を選択することができる為、医科用CTの約5倍程の情報量を入手することができます。
また、歯科用CTは、医科のCTと比べると撮影時間が短いです。X線を照射する部位も口腔周囲に限られることから、歯科用CTによる被ばく量は、医科用CTの10分の1程度にとどまります。また、歯科用CTの場合は撮影の際に横たわる必要がありません。座ったまま、あるいは立った状態で楽に撮影することができます。

従来のレントゲンとの違いは?

歯科用CTと従来のレントゲンとの決定的な違いは、得られる画像の「次元」です。デンタルやパノラマといった従来のレントゲン撮影では「二次元」的な画像しか得られませんでした。皆さんも過去に一度は、歯科医院でレントゲンを撮影した経験があるかと思いますが、いずれも平面的な画像しか描画されていないと思います。これは歯や顎を一方向からしか確認できないことを意味します。
一方、歯科用CTでは「三次元」的な画像が得られるだけでなく、任意の角度や位置から歯・顎を確認できます。つまり、歯の形態、顎の骨の幅や深さ、奥行きまで正確に把握できることから、治療の精度が大幅に向上するのです。

気になる被ばく量は?

参考:社団法人 東京都歯科医師会 「歯科治療のX線撮影は安全です!」